唐辛子の仲間には色々な辛い仲間がいますが、辛くない仲間もいます。
シシトウやピーマンも唐辛子の仲間なのです。
でもシシトウは唐辛子の隣に植えたら辛く育つから良くないと言われることもあります。
でもNHK趣味の園芸「やさいの時間」で講師やっていた木村先生曰く、
「唐辛子と一緒に植えると辛くなるという説もありますが、それよりも乾燥したり肥料が切れてきたりするとシシトウは辛みがでやすくなるので、そこを注意することの方が大切」とのこと。
なので、1つのプランターに唐辛子とシシトウを植えても、しっかり水やりをして、肥料も程よくやることで辛くなることはないんですね♪
苗を選び方
初心者の方は苗から育てるととても簡単なのでオススメです。
ポイントは花が咲いているか蕾がついている苗を選ぶ方が有利ってこと。
植え付けてすぐに収穫できるのでよりオススメ!
そして、葉の色が濃い緑で生き生きしていて、節と節の間が詰まっている、しっかりとした苗を選びましょう。
種から育てる場合
セルトレイで育てましょう(※管理がしやすいからです。)
1:セルトレイに種まき培養土を入れます。
2:受け皿に水を張って、セルトレイを浸して10分ほど置いて、土に水を染み込ませます。
3:種は育てる苗の数よりも多めに撒きます。
一つの穴に1粒の種を中央に撒きいていきます。
土をかぶせ、軽く抑えてなじませます。
4:霧吹きで土をしっかり湿らせます。
発芽までは直射日光は避けて育てます。
順調に育てれば6日ほどで発芽します。
発芽後は日当たりの良い場所に移して育てます。
【種まきから3週間後】
本葉が4枚ほどに育ったら、元気な苗を選んでプランターへ植え替えます。
※ここからは市販の苗も種から育てた苗も同じように育てることができます。
プランターの選び方
1株あたり10リットルほどの容積が必要。。。なので、20リットル以上のプランターを目安に選びます。
深さ32cm・幅30cm・長さ55cm・容量26.2リットル
このサイズがあれば、唐辛子とシシトウ、2株の栽培もできます♪
土作り
培養土2(18リットル):完熟牛ふん堆肥1(9リットル)
唐辛子もシシトウも果菜類の野菜。
果菜類の野菜には実つきを良くするために「リン酸」を補ってあげると良いので、リン酸を多く含む有機肥料「バッドグアノ…100g」を入れます。
バッドグアノとはコウモリの糞を原料に作られた有機肥料のこと。
全部しっかりと混ぜ合わせます。
プランターの鉢底から土が出ないように大玉の赤玉土を底に敷きます。
2~3cmの厚さを目安に。
その上に、牛糞堆肥やバッドグアノを混ぜ合わせた培養土をプランターの縁から2~3cm下あたりまで入れます。
表面は平らにならしておきます。
苗を植え付ける
植え付けで気をつけたいのは株間。
株間をしっかり取らないと、隣り合った株の葉がぶつかり合います。
すると風通しが悪く、影を作って光合成がうまくできなくなってしまうんです。
なので、株間は広い方が良いのです。
だいたい35cmほどあけると良いようです。
植える位置が決まったら印を付けて、植え穴を掘ります。
ポット苗の根元を指で挟んで、ポリポットをひっくり返して外し、苗を植え穴にスッポリと入れます。
土を寄せて軽く抑えて密着させます。
※セルトレイで育てた苗は割り箸を使って苗を取り出して植え付けをします。
支柱てと水やりを!
最後に細い支柱を立てて、水やりをしっかりしたら作業終了!
苗から育てて2週間後
株は40cmほどに育ちます。
成長に合わせて、長い支柱に変えていきます。
追肥をするべし
バットグアノ(リン酸を多く含む)…6gほど
発酵油かす(窒素分を多く含む)…30gほど
を目安に。
植え付けから1ヶ月後
一番果(最初にでき実のこと)ができる頃です。
この頃になるとわき芽がで始めるので、しっかりわき芽かきを行います。
取るわき芽は一番果より下のものだけ。
一番果より上のわき芽を取ってしまうと、実ができなくなってしまうので注意!
わき芽は一度取ってもまた出てくるので小まめにチェックして取り除きます。
そして一番果はまだ株が育っていないのでなるべく小さいうちに収穫します。
すると実にいく成長が株へと回るので、成長が良くなります。
花が咲いてから60日もすれば次々と収穫ができます。
こまめに世話をして育ててやると暑い夏でもしっかり育つので収穫もたくさんできます。