家庭菜園でものすごく人気のある野菜の一つが茄子です(^∇^)
私も始めてプランター菜園で何を育てようかと考えた時、茄子とトマトは外せないなって思って以来3年、毎年畑で育てている野菜の一つです。自分で育てると本当に美味しさ倍増で、水茄子はもぎたてを畑でかぶりつくことだってできちゃうんです。
そんな茄子ですが、今は色んな種類の苗や種が販売されていて、一体何が良いのか。。。どれを育てたら良いのか。。。って悩んでしまいます。私も初めて育ててみようと思い、ホームセンターへ苗を買いに行った時、あまりの種類の多さに途方にくれて座り込んでしまった記憶が、、、(。-_-。)
ってことで初心者さんにも育てやすい茄子の種類や栽培方法が”趣味の園芸”で紹介されていたので、まとめておきたいと思います。
畑初心者向けの茄子の種類と苗の選び方
茄子にはたくさんの品種がありますが、だいたい代表的な種類は↓こんな感じのようです。
A:長ナス
B:中長ナス
C:加茂ナス(丸ナス)
D:小ナス
E:大長ナス
初心者に方に育てやすい種類は最もスタンダードな『中長ナス』です。
※私が3年間育てた経験から言うと『長ナス』が一番実がたくさん付きやすかったです^^
そして苗の選び方のポイントは。。。
初心者さんは『接木苗(つぎぎなえ)』を選ぶようにしましょう!
少し高めなんで、初めての時は「えーこれで失敗したら嫌だなぁ」なんて思ってしまいそうですが、失敗しないためにも少し奮発しちゃってください(^∇^)
接木苗とは
病害虫に強い野菜の苗や連作障害が少ない苗などに、育てたい野菜の苗を接いだ苗のこと。
こうすることで、根からの病害虫は防げる上に美味しい野菜が収穫できるという利点だけを取った苗になるのだそうです。
ナスは簡単に育つ時は育つけど、何かとダメージに弱い野菜だなぁと思うので、やっぱり少しでも強い苗(=接木苗)を選ぶことが大切なんですね(^∇^)
ナスの接木はだいたい野生種の苗に接がれているようです。
後は、本葉が7~9枚あって、葉の色が濃く、病害虫に侵されていない安定感のある苗を選ぶようにします。
現実はホームセンターなどで苗を買うことが多いので、ヒョロヒョロだったり、なんとなく元気のない苗が多くて、選ぶ余地がなかったりするんですが。。。よっぽど酷い状態の苗でないかぎりなんとか育てることできましたよ♪
ナスの植付け方
【土の準備】
※土の準備はなるべく1週間以上前には行いましょう!
ナスの根が深くまで張る植物です。
なので、全体に堆肥を施すのではなく、溝を掘って施肥します。
1:まずは全体を耕して、溝を掘る。
準備する畝の大きさはだいたいこれくらい(1.2X2.1m)。
そして掘る溝はこんな感じ↓。
溝の幅は10cmほどで、深さも浅すぎず、深すぎずで20cmを目安に掘ります。
2:堆肥と肥料をまく。
・完熟牛ふん堆肥⇒1平方メートル当たり3~4リットル
・化成肥料⇒1平方メートル当たり100~200g
・熔りん⇒1平方メートル当たり50g
※実のなる野菜は「りん」を多く必要とするのでまくのだそうです!
※私は化成肥料は使いません。。。生ゴミ堆肥やぼかし肥、油かすなどで代用してます。
まいた後は土をかぶせて、排水を良くするために畝を立てます。
畝の高さは10cmが目安だそうです。
※私の畑は排水が悪いので、20~30cmの畝にしてます。
表面は筒でキレイに平らにならします。
※現実はこんなにキレイになりません(≧▽≦)こんなキレイな土で畑やってみたいなぁと憧れますね!
3:黒マルチで地温を上げる(※これは絶対ではありません)
ナスは寒さに弱い植物なので、地温を上げてあげることが大切なのだそうです。
なので、地温を上げる効果がある黒マルチで畝を覆ってあげると良いのだそうです。
畝の幅・長さより30cmほど長い黒マルチを準備して、まずは風で飛ばされないように端に土をかぶせます。
その後両脇にも土をかぶせて固定します。
足でマルチを踏みながら土をかぶせていくのがコツだそうです。
※ちなみに私は黒マルチを使ったことありません(≧▽≦)ビニールって土に返らないのでね。。。(。-_-。)
藁を根元に敷き詰めてマルチ変わりにしています。
4:苗を植えます。
ナスは高さよりも横に枝を広げます。なので、キレイにならべるのではなく『千鳥植え』にします!
平行に植えると葉が密集して風通しが悪くなってしまい、、、弱い苗に育ってしまいます。
すると病害虫に侵されやすくなったり、実のつきが悪くなったりするんです。
でも、こうやって↓少しずらして交互に植えると風通りが良くなるんです(^∇^)
苗と苗の間は60cmほどは離すようにします。
こうやって、一度カップ苗を全部置いてみるとバランスよく植えることができます。
そして、マルチに穴を開けて苗を植えるんですが。。。
その時便利なのがこれ!
ググッと押し込むだけでキレイに穴をあけることができます。
もちろんなくてもOK!
カッターで。植えたい箇所にバッテン×に切り込みを入れて、後はそこを掘るだけです。
掘った穴に水をたっぷりあげておきます。
水がたまるくらいたっぷりあげて、後は水がひけたら苗を植えます。
こうすることで根の伸びが良くなるそうですよ(^∇^)
いよいよ苗を植えます。
苗を傷めないように、人差し指と中指の間に苗を挟み、ポット苗をクルッとひっくり返してカップを外し、そのまま穴へまたクルッと返して植えます。
深植えにならないように注意!かと言って、浅すぎてもダメ!
根元を両手でギュギュッと軽く押さえて密着させます。
最後にまたたっぷりと水やりはしておきましょう!
5:支柱を立てます。
ナスの根元から10cm離れたところに支柱を挿します。
麻ひもで誘引します。
※誘引とは、苗が倒れないように、支柱へと導いて固定してあげること。
ポイントは苗に優しく、支柱に厳しくです(^∇^)
今後の栽培のポイントは、
ナスは水喰い、エサ喰いなので、
・しっかり水をあげて、土を乾かさないこと!
・秋まで収穫を楽しむために、2週間に1度を目安に肥料を与えること!
です。
NHK野菜の時間『趣味の園芸』では化成肥料を使う方法を紹介されていますが、私は化成肥料使ったことありません!
化成肥料をあげている畑の野菜の苗は確かにとても成長が良く、羨ましいなぁって感じることもあるんですが、子供に栄養剤を与えて育てているようなものなので、ゆっくり小さくでも良い、不自然なものではなく自然な野菜を作ろうと思っています(^∇^)
この本はとても参考になっています!おススメ↓