玉ねぎは種から育てるとおよそ10ヶ月!市販の苗から育てると6ヶ月と、栽培期間がとても長い野菜です。。。(苗は11月頃に出回ります。)
なのでプランターで気軽に育てるにはちょっと。。。という気持ちになってしまいそうですが、プランターでも3ヵ月で収穫できる気軽に育てれる玉ねぎがあるんです。
それは「ホーム玉ねぎ」です!
8月になるとホームセンターなどに出回る、この小さな玉ねぎのことです。
オニオンセットやセット球とも呼ばれています。
これは小玉ねぎではなく、成長途中の玉ねぎで乾燥させてたもの。
いわゆる玉ねぎの赤ちゃんなのです。
これを植えれば、手軽に栽培期間3ヶ月程度で玉ねぎが収穫をできるんです。
少し小ぶりな玉ねぎになりますが、プランターでも手軽に栽培できるので、初心者にもオススメなんです!
植付けは8月下旬から9月の頭になって少し気温が落ち着いてからなので、
早めに購入した場合は少し涼しい所で保管しておきましょう。
プランター選び
普段私たちが食べている玉ねぎの部分は「鱗茎(りんけい)」と呼ばれているところで、根ではなく葉なのです。
なので、玉ねぎは地中で育つのではなく土の表面近くで丸く育ちます。なので、深いプランターは必要ありません。
深さは20cmあれば十分!
このサイズで玉ねぎ7個は育てれるのだそうですよ!
・深さ20cm
・幅20cm
・長さ40cm
・容量80リットル
これなら気軽に育てられそうですよね。
土作り
鉢底ネットがない場合は、大玉の赤玉土を鉢底に敷きます。
底が見えなくなるくらいまで入れましょう。
野菜用培養土をプランターの縁から5cmほど下まで用土を入れます。
さらにその上に3cmほど赤玉土(小粒)のものを入れます。
ホーム玉ねぎの栽培のポイントは先に根を育てること。
それには酸素を多く必要とするんですが、この赤玉土(小粒)を入れることで、通気性が良く酸素を多く取り入れることができるので、玉ねぎの根がよく育つのだそうです。
ホーム玉ねぎの植え付け
通常玉ねぎを植え付ける時の株間は15cmは欲しいところ。
なので、このプランターのサイズだと横並びでは3個しか植えることができません。。。なので、ジグザグ植えにして数を多く植え付けれるように工夫します。
この植え方では株間が10cmほどになるので少し小ぶりな玉ねぎになりますが、ホーム玉ねぎはもともとそんなに大きくは育たないので、これぐらいで十分なのです。
植え付ける時の注意点は、根が出る方が下になっているか確認すること!
けっこう間違える人が多いようなので、要注意なのです^^;
ホーム玉ねぎを押し付けるように植えますが、ここで注意!!!
全部埋めてしまわないこと!先端は少しだけ出しておきます。
葉が出てきた時に土がかぶっていると腐りやすいので、先端が土にかぶらないことが大切!
最後には水やりをたっぷり!
芽が出るまで…
乾燥が嫌いなので日がげの涼しいところに置いておきます。
直射日光に当たると乾きやすいからです。
2週間ほどたつと、緑の葉が出てきます。
一つでも葉が出てきたら、今度は日当たりの良い場所に移します。
水やり
土の表面が乾いたら水やりをしますが、あげすぎてしまうと根腐れしやすいので要注意!
なので、土の中にどれくらい水の量があるのかどうかを見極めることが大切なのです。
割り箸を用意して、土に挿して割り箸がぬれるかどうかを確認すると、土が湿っているか乾いているかがわかりやすいそうですよ。
割り箸が乾いた状態であれば水やりをします。
※↑これは土が濡れている状態の時。。。
暑さ対策もしっかりと!
玉ねぎは実は暑さに弱いので、暑さ対策も大切なポイント。
光を遮って土の温度が上がるのを防ぎます。
でもこの時注意したいのが、葉っぱにはしっかりと日光を当ててあげること!
光がないと光合成ができないので実りません。
なので、葉っぱには光を当てて、土には当てないようにします。
【アイデア2つ】
1:敷き板をプランターにかぶせるだけ。
これだけでも土の温度の上昇を抑えることができるのだそうです。
2:一回り大きなプランターで日陰をつくる。
一回り大きなプランターの中にスッポリと入れて、日陰を作ってあげると土の温度の上昇もお抑えることができます。
収穫
植え付け90日後。
葉が枯れてきたら収穫の合図です。
小ぶりですが玉ねぎができているでしょう(^∇^)