インゲンには大きくわけて2種類のタイプがあります。
・つるなし…茎に実がなり、草丈も50cm程度。栽培期間も短い。
・つるあり…ツルに実がなり、草丈が2mにもなり大きく成長します。
そしてインゲンには主流に出回っている”丸さや”と、最近スーパーなどでも見かけるようになった”平さや”、通称モロッコいんげんと言われるタイプのものあります。
それ
ぞれやっぱり『つるあり』と『つるなし』タイプがあるようです。
今回はNHKのやさいの時間で紹介されていた『つるなしモロッコいんげん』の育て方をまとめたいと思います♪
1:セルトレイで苗を育てる
プランターに直接種をまくことも出来ますが、暑い季節にまくので、水分や日当たりの調整がしやすいようにセルトレイで育てるのがおススメなのだそうです。
セルトレイにすり切れいっぱい、種まき用培養土を入れます。
水をはったトレイに置き、下から水をしみ込ませる。
2:種まき~発芽まで
土に十分水が染み込んだら、種を撒きます。
一つの穴に1粒の種をまきます。
※プランターに植え付ける予定の数よりも多めに撒いておきましょう。発芽しない場合もあるためです。
種に土をかぶせて、最後は霧吹きで土を湿らせます。
※発芽には水がたっぷり必要です!
※じょうろなどで水をやると、種が流れたり、被せた土が流れたりするので要注意!
この後、発芽までの管理は、人が居心地の良いと感じる温度のところで!
例えば、玄関などの室内の涼しい場所で管理するのが良いです。
順調にいけば6日ほどで発芽。
発芽後は日当たりの良い場所に移して育てます。
2週間もすれば本葉3~4枚に育ちます。
3:プランター選び
苗を3株植えれるサイズを選びます。
今回はつるなしインゲンなので、栽培期間が短いので根の張りもそんなに大きく育ちません。
なので、土の無駄も省けるので大きなプランターも必要ありません。
深さはだいたい20cmあればOK。
これぐらいで大丈夫!
直径30cm・深さ20cm・容量20リットル
4:土作り
インゲンは他の豆科の野菜と違って、根粒菌が付きにくいので、窒素分を作り出すことがなかなかできないのです!
なので、堆肥をしっかり入れた土作りが大切です。
※根粒菌とは…
マメ科の植物の根に付く菌(良い菌)のこと。
土の中から窒素分を集めるので、マメ科の植物に貢献します♪
なので、通常マメ科の植物を育てる時は殆ど元肥は必要ないのです。
土は野菜培養土2:完熟牛糞堆肥1の割合で肥料を入れます。
そして、実のなる野菜にはリン酸が必要ってことで「バットグアノ」も施します。
※バットグアノとはコウモリの糞からできた有機肥料のことで、匂いが少ないので、ベランダ菜園などの栽培に向いています!
しっかり混ぜ合わせます。
プランターの底に鉢底ネットを敷いて、なければ鉢底石や赤玉土で穴を塞いで、その上に肥料を施した土を入れます。
プランターの淵から2~3cm下まで土を入れたら、表面を平らにします。
5:苗の植え付け
育った苗から元気な苗を3株選びます。
選ぶポイントは、
・大きいもの
・色が濃いもの
・茎が太いもの
丸いプランターに3株植える場合は、横に3株並べるよりも全体を使って、三角に均等に植える方が十分な株間を取れます。
割り箸でセルトレイから苗をそっと取り出して、植え付ける穴に入れます。
株元に土を寄せて、上から軽く抑えなじませたらOK。
6:最後は水やり
最後にしっかりたっぷり水遣りをしたら植え付けは完了!
その後の育て方。。。
プランター栽培で大事なのは水やりです。
夏の暑い時期に育てるので、特に水遣りが大切!
土を乾燥させないように気をつけましょう。
【土を乾燥させないアイデア】
プランターの周りに日陰を作ってあげて、暑い日差しを遮り、温度を低くしてあげます。
ポイントは、プランターには日が当たらないようにして、苗にはしっかり日が当たるようにすること!
こうやってレンガで壁を作ってあげると、苗には日が当たっているけど、土は日陰になって、温度の上昇を抑えることができて感想を防げるんだそうですよ(^∇^)
【土を乾燥させないアイデア2】
2日ほど外出して水やりができない場合のアイデア。
まずは出かける前に水をたっぷりあげます。
その後、黒いポリ袋でプランターを覆います。
苗は外に出るように、株元とプランターを覆います。
最後は洗濯ばさみなどで閉めます。
一見、これじゃ温度が上がりそうに思いますが、黒いポリ袋が日陰を作って、土の乾燥から守ってくるのだそうです。
猛暑が続く時は毎日小まめに水やりをやることは大切ですよ(^∇^)
収穫は種まきからおよそ60日ほど。