NHK 趣味の園芸『やさいの時間』で、
省スペースで枝豆を3種類育てる方法が紹介されていたので、
チェックしました。(2011年5月15日放送)
狭い庭でも、60cmX60cmあれば、
夏のビールのお供に美味しい枝豆が栽培できるんです。
しかも普通スーパーではなかなか手に入りにくい
・一般的な枝豆
・丹波の黒豆で有名な黒豆
・だだ茶豆で有名な茶豆
の3種を楽しめるという栽培方法です。
枝豆は枝豆として食べきれなくて、
収穫が遅れたら、今度は大豆としても収穫できるので
保存食にも役立ちます^^
(これ意外に知らない人多いのです。)
しかもマメ科の植物は畑を肥やしてくれるので、
積極的に栽培したい野菜の一つです!
マメ科の植物はチッソを集める
落花生の栽培法にも書いたんですが、
マメ科の植物の根には“根粒菌(こんりゅうきん)”が集まります。
根粒菌が集まると“根粒(こんりゅう)”というコブを作り、
そこに窒素(チッソ)を集めるのです。
枝豆はそこから窒素を吸収して成長します。
窒素を集めると土の中の色々な生物が活性化されて
土が元気なるので良いのだと、リンゴの自然農で有名な木村秋則さんも言っておられました。
なので、枝豆を育てる時は肥料のあげ過ぎには要注意です。
枝豆栽培方法…土づくり
使う道具は大きいスコップと移植ゴテだけ。
狭いスペースなので、鍬も必要ないのでお手軽です。
ちょうど、この大きなスコップが埋まる程度掘り起こして耕します。
そこに肥料を施します。肥料は通常より少なめです。
・完熟牛ふん堆肥…1平方メートル辺り1.5kg
最後に土の表面を平らに成らしたら準備は終わり。
枝豆栽培方法…種まきをする
- 種を植える位置に指で印をつける。
種を植える穴はずらします。これは狭いスペースを有効に使って、
お日様が当たりやすいようにするためです。
- 缶を使って種をまく穴をつくる
直径4~5cmの缶コーヒーの空き缶などを使います。
直径4~5cm、深さ2cmほどの穴を、(1)で印を付けた場所につくります。 - 穴に種をまいていきます。
1つの穴に4粒の種をまきます。
3種類の種をそれぞれ1列づつ並べてまきます。
後は、土を軽くかぶせます。 - 寒冷紗を張る。
種は豆なので、鳥に食べられしまいます。
なので芽がでるまで、寒冷紗(もしくは不織布)をかぶせて
ガードしておきましょう。
枝豆栽培方法…間引き
双葉が出て、その上に本葉が2枚出るころに間引きをします。
1箇所につき、元気の良い苗を2本残して間引きます。
間引く時は、隣の苗の根を傷めないようにハサミで切ります。
2本残すのは、『2本立ち』にすることで
1本立ちよりもお互いで支え合って、根の張りが良くなるからだそうです。
番組ではここまでの紹介でした。
詳しい内容はNHK趣味の園芸『やさいの時間 5月号』に
掲載されているそうです。。。
最後まで教えて欲しい。。。^^;
※追記:この後の放送で収穫を紹介していたので、下に書き足しました!
枝豆栽培のポイントは、
1:堆肥は通常よりも少なめにする。
2:種をまく場所はズラすこと。
3:鳥ガードの寒冷紗か不織布をかぶせること。
4:2本立ちで育てること。
この4つでした。
枝豆はスーパーで売られているのよりも、
収穫後すぐに食べた方が断然美味しいらしいので、
ぜひ試してみてください^^
ちなみに枝豆の栽培法を教えてくれたのは
いつもの藤田智(ふじたさとし)先生ではなく、
深町貴子先生でした。
深町さんのサイトはガーデニング情報も満載ですね。
枝豆の収穫
※「NHK趣味の園芸やさいの時間」8月に放送された、枝豆の収穫の紹介です。
枝豆の収穫は全体の実の80%がぷっくらしてきたら収穫時期なのだそうです。
株元から引き抜き、収穫します。
結果、小さなスペースでしたがこんなにも収穫。
枝豆は鮮度が命なので、採れたてをすぐにゆでると絶品ですよね♪