きゅうりと言えば、ツルがグングン伸びるので、
大きなスペースがいるから、家の小さな庭では。。。と
私自身思っていましたが!
たった畳1/2畳分(100x60cm)のスペースあれば
なんと2株も育てることができるのだそうです。
きゅうりを狭いスペースで育てる方法
しかも鈴なりに実を成らせることもできるとのこと。
(2011年4月10日放送 NHK やさいの時間より)

きゅうりを狭いスペースで育てる方法

省スペースでキュウリを育てる戦略は
『ピラミッド型支柱』だそうです。
キュウリはネットがないと育てれないイメージが
あるんだけど、支柱だけでも育てられるんですね!

ただ、この育て方をするのにまず知っておきたいのは、
『きゅうりの品種の選び方』に注意すること!
なのです^^

キュウリの品種の選び方

キュウリにもたくさんの品種があります。
きゅうりを狭いスペースで育てる方法
品種によって、こんなふうにいろんな形のキュウリができるので、
どんなキュウリを収穫したいかで、種や苗を選んでいる人が
ほとんどかと思います。。。

ですが、出来上がりのキュウリの種類だけでなく、
今回はどういうツルの成長をするのか?で選ぶのです!

キュウリには3種類のツルの伸び方(実の成り方)があるんです。

きゅうりを狭い
スペースで育てる方法

    《キュウリのツルの伸び方(実の成り方)3つのパターン》

  1. 親づる型(節成り型)
  2. 中間型
  3. 子づる型(飛び節成り型)

省スペースでキュウリを育てるなら
(1)『親ヅル型(節成り型)』を選ぶこと!
ここがポイントです。

親づる型とは右図のように、
親づるの節に実がなるタイプの品種のこと。

ネットを必要とする(3)子づる型(飛び節成り型)だと、
親づるからわきに伸びる子づるに実がなるので、
どんどん広がっていってしまいます。
きゅうりを狭いスペースで育てる方法
これだと広いスペースが必要になってしまうんだけど、
親づる型ならこうやって↓支柱にらせん状に育てて行けば、
横に広がらないので省スペースで栽培できるんです^^
きゅうりを狭いスペースで育てる方法

(2)中間型は親づるの節にも実がなり、
子づるの一節目にも実がなるという中間タイプのもの。
(※やさいの時間では詳しく説明されていなかったので、
 タキイのHPで調べて、私なりに解釈した内容を書いてます)

NHKやさいの時間では『ときわの光』という品種がおススメとのこと。

きゅうりを育てる土作り

今回は有機栽培なので、土づくりも有機質のものでやってました。
きゅうりを狭いスペースで育てる方法

    《準備するもの》

  • 有機石灰…1平方メートルあたり300g
  • 完熟牛糞…1平方メートルあたり4kg
  • 発酵鶏糞…1平方メートルあたり300g
  • なたね油かす…1平方メートルあたり100g
    《手順》

  1. 石灰をまいて、混ぜる。
    きゅうりの根は浅いので深く耕す必要はありません。
    移植ごて(スコップ)で20cmほどの深さを耕す感じで、
    石灰と混ぜ合わせます。
  2. 発酵牛糞・発酵鶏糞・油かすをまいて混ぜます。

きゅうりを狭いスペースで育てる方法

苗の植え付けとピラミッド型支柱立て

  1. 株間は60cmあけて、ポットが入るくらいの穴を掘る。
  2. きゅうりを狭いスペースで育てる方法
    ※深さを確かめている図です。ポットごと植えるのではありません!

  3. 植え付ける前に穴に水をやる。
    先に水をしみ込ませておくと根の張りが良くなるそうです
    ジョウロで手を介して水が溜まるくらい入れて、
    水が全部浸透するまで待つ。
  4. 苗を植える。
    苗の株元を傷めないように、指の間に茎を挟み
    ひっくり返してカップを取り、穴に入れる。
    きゅうりを狭いスペースで育てる方法
    土をかぶせて上から抑える。
  5. ジョウロで上から水をたっぷりあげる。
  6. 支柱をピラミッド型に立てる
    支柱は1株に3本使います。
    株元から15CMほど離れたところに、苗を囲むように3本支柱を立てます。
    3本の支柱を上でまとめて、上から30cmあたりのところで麻ひもなどで結ぶ。
    きゅうりを狭いスペースで育てる方法

※これからの世話は週に1回ペースで
 立てた支柱にらせん状に誘引してあげること!


画像の解像度が悪くなってしまいましたが、こんな感じです^^
親づる型、子づる型のタイプがあるって知らなかったので勉強になりました。
ちなみに、タキイのHPでは、ほとんどが中間型なんだと書かれてました。
整枝の仕方で、このピラミッド支柱で育てれるかも知れないなぁと思いました!
チャレンジするのも良いですよね!