レタスにもいろいろ仲間があるんですね。
代表的なレタスは「玉レタス」。
成長とともに丸くなっていく結球タイプのレタスです。
普通、レタスといえば、これですよね。
結球しないタイプとして有名なのは「リーフレタス」。
そして珍しいのが、半結球タイプのレタス。
外側はリーフレタスのように結球しないので柔らかい葉で、内側はクルっと結球してシャキッとした食感が美味しい玉レタスのような葉という両方の特徴を併せ持つのが半結球タイプのレタスなんかもあるようですね。
そしてもう一つ珍しいのが「茎レタス」。
これは茎を食べるのだそうです。アスパラの太いバージョンのような感じがしますね。。。皮を向いて、炒め物で美味しく食べれるそうです。
そんないろいろあるレタスです、やっぱりまずはスタンダードからってことで、NHK趣味の園芸「やさい時間」で紹介された「玉レタス」の栽培方法をまとめておこうと思います。
玉レタスを菜園で育てる!
レタス栽培は植え付け時期を守ること。
玉レタスは暑いのが苦手。。なので気温が高くなるとうまく育ちません。
気温が高いとトウ立ちしてしまう場合もあります。。。
トウ立ちすると葉は硬くなり、花芽が出てしまい全く美味しくなくなるので要注意です。
レタスの生育適温は18度~25度くらいなので、植え付け時期は3月~4月上旬ごろまでです。
玉レタスの苗の選び方
大き過ぎる苗は、根が育ち過ぎていて植え付けた時に根が馴染みにくくうまく育たなかったり、小さ過ぎる苗は、逆に根が育ってなくて、植え付けると枯れてしまったり。。。
そんな失敗がないように程よく育った苗を選ぶことが大切。
良い大きさの苗は本葉が3~4枚あるものがベストな大きさの苗。
植え付けスペースをつくる
6玉のレタスを育てるのに必要なスペースは60cm×60cmほど必要です。
測って、支柱と紐で印をつけます。
耕しますが、鍬がなくても大丈夫!スコップで掘り起こすだけで良いのです。
スコップの先が埋まるくらい、30cmの深さを目安に掘り起こします。
【土作り】
元肥として
・完熟牛糞堆肥…1平方メートルあたり2kg
植え付ける区画全体にまきます
肥料は「ぼかし肥」を使います。
・ぼかし肥…1平方メートルあたり200g
これも、区画全体にまきます。
そして、移植ゴテでもOKなので、しっかりと混ぜ込みます。
【畝を立てる】
春は雨が多いので、少しだけ畝を立てた方が水が溜まりにくくなるので良いようです。
水が溜まってしまうと根腐れを起こしてしまうので注意。
これも移植ゴテでOK!
区画の外側の土を区画内に盛って、10cmほどの高さの畝を作ります。
最後は表面をキレイに平にします。
デコボコがあると水が溜まってしまうので、キレイに仕上げます。
植え付ける
植え付けを位置を決めて指で印をつけます。
列の間は30cm。株間は20cm程度あけます。
移植ゴテで植え穴を掘ります。
苗がスッポリ入るくらいの深さの穴を掘ります。
植え付け前に植え穴にしっかりと水を染み込ませておきます。
すると、水を求めて根が育ちやすくなります。
さらに植え付け後にも水をしっかりあげることで、苗と畑の土がしっかり密着するので根が伸びやすくなります。
なので植え付けの時は水が大切なのです(^∇^)
苗は痛まないように、根元を指で挟み、逆さまにしてポリポットから外して植え穴に入れます。周囲を軽く抑えて密着させます。
そして最後は水やりを忘れずに!
害虫対策をしっかりする
レタスを植え付けると時期はどんどん暖かくなる季節です。
と同時に害虫も多くなるので害虫対策も大切です。
レタスは葉をどんどん成長させてから、中で結球し始めるので、葉を害虫にやられると結球しなくなるので要注意!
アブラムシにやられるだけでも結球しにくくなるんです。
【防虫ネットを張る】
必要な道具
・曲がった支柱(トンネル用支柱)
・防虫ネット
・留め具
・レンガ
2つの曲がった支柱を交差させるように挿します。
高さは50cmほど。
防虫ネットは区画のよりも2mほど大きいものを用意。
両端を結んで、留め具を挿して固定。
裾の部分はレンガなどを置いて侵入を防ぎます。
今後の世話
植え付けて2週間ほどはしっかりと水やりを忘れずに!
その後は乾いたら水をやる程度でOK。
追肥は収穫までに1回だけでOK。
あげるタイミングは、中心の葉が立ち上がる時があるので、よく観察をしてその頃に追肥してあげます。
ぼかし肥料を1平方メートルあたり30gほど肥料をあげます。
【植え付けて40~50日に収穫】
手で触って、玉がしっかりしまって来たら、収穫できます。
包丁などで根元を切ります。
切り口がでてくる白い液は拭き取っておきます。
変色や腐敗の原因になってしまうからです。