去年までは畑で育てていたゴーヤー。
今年プランターで育てています。プランターでは初挑戦!
ゴーヤー、上手に育てているのをテレビやなんかでみますが、畑でもなかなかたくさん実らせるのは難しかったんですよね。
でも私たちが借りている農園を管理していたベテランおばあちゃんは、さすが!ってほど実らせていました。
やっぱりちょっとしたポイントがあるんですよね。
ってことで今年こそ成功させたいゴーヤー栽培。
去年失敗した原因と、正しいやり方をまとめたこちらを参考に、頑張りたいと思います♪
→ゴーヤー栽培-小さい実しかならない理由と正しい育て方
そこでは、ゴーヤーを育てる途中で摘心する必要があると書きましたが、先日ゴーヤーの植付けをして、10日ぐらいで摘心しましたのでやり方を紹介します。
ゴーヤーの摘心のやり方
※小玉スイカの摘心のやり方とほぼ一緒です。
『摘心』とは…
まずは「摘心」のおさらい。
ゴーヤーの本葉がだいたい5~6枚になったら、ツルの先端を切ってしまうんです。
これを「摘心」といいます。
摘心の目的は、主枝(親づる)の先端をカットすることで、そこからそれ以上成長させないようにするためです。
こうして摘心すると、植物は違うところから芽を伸ばそうとします。
そうやって出てくる芽を『わき芽(子づる)』といいます。
ゴーヤーは、この「わき芽」を伸ばすことで横広がりになります。
まずは、本葉が5~6枚になったところで先端をカット。
するとこんな感じに子づるをのばして…
緑のカーテンと言われるように葉がわっさわさになるんです。
注意したいのは、ゴーヤーの葉っぱの種類↓
初生葉とは、ゴーヤー特有の葉っぱで、双葉(種から最初にでる葉っぱ)の上に付く葉のことです。
初生葉が育って、その次に付く葉が本葉になります。
初生葉と本葉は形が違うのがわかりますよね^^
5~6枚残して摘心、というのは本葉の数のこと。
初生葉と双葉は含みませんのでご注意。
※NHKの野菜の時間で深町先生が紹介されていた内容です。
ゴーヤーの摘心、実際にしました
下の初生葉は数に入れず、本葉を6枚残して、切りました!
ここはいっつもドキドキする作業です。
ツルが育ち過ぎる前に切らないと、苗に与えるダメージはどんどん大きくなってしまうので、なるべく早く摘心するのがおススメです。
摘心後のゴーヤーの育て方のポイント
葉を茂らせることに集中すべし!
グリーンカーテンとして育てたい場合は、背丈1mぐらいまでは、葉っぱを育てることに集中させます。
1mになる前に出てきた雌花は、摘んでしまいます。
雌花ってどれ?
雌花は、下に小さなゴーヤーが付いてます↓
赤ちゃんゴーヤーみたいでカワイイのですが、こういった花はしばらく取ってしまうんです。(心苦しいーーー(´・_・`))
逆に、花だけの雄花は放っておいてOK。
で、1mを越した辺りからやっと株も成熟してきます。
それくらいになると、実をつけてもよい頃に入ります。
ここからは雌花を摘み取るのを止めます。
虫が少ない環境なら人口受粉を!
高層マンションや、街中で育てているのなら、授粉を助けてくれる虫が少ないかと思います。
雌花はあるのに大きくならない場合は、虫が少ないんですね。
そんなときは、人工授粉をおススメします。
私は畑で育てている時でも、受粉をしてくれる虫が少ないのかも?と思うほどでしたので、”人工授粉”はゴーヤー栽培のポイントになるのでは?と思っています。
※参考にできるサイトがありますのでこちらもどうぞ
→ゴーヤに人工受粉しました
実がなったら、最初は小さいうちに収穫
受粉が成功して、実が徐々にに膨らんできたら、最初の方は実がまだ小さいうちに収穫しておきます。
最初のうちは、ゴーヤーの株が育っておらず、実を大きくするには力不足。
ここで大きくなるまで待つと、株の成長よりも実を大きくする方を優先してしまうので、株全体が疲れてしまうのです。
なので育ち始めになった実は、小さいうちに収穫しておくと、株全体が疲れずに長く収穫を楽しむことができます。
水やりと追肥
ゴーヤーは水を好みます。
プランターで育てる場合は、下から水が流れるまでたっぷりと水遣りをします。
日当たりの良い場所で育てるなら、真夏は朝夕あげるのが理想です。
追肥は、植え付け1ヶ月前後あたりに1回。
その後2週間に1度~1ヶ月に1回ほど、直接苗につかないように少量の肥料をやります。
油かすや固形堆肥などを、株と株の間においておくのもOK。
※基本、ゴーヤーは生長の勢いが旺盛なので、肥えた土であるなら追肥はしなくてもそれなりに育ちます。
実をたくさん採りたいなら追肥も必要。
後は、ツルの誘引などをしっかり行って、成長を見守ればOKです。
実が黄色くなる前に収穫を
ゴーヤーが実りだすと、収穫が追い付かなくなりますよね^^;
そのまま放置してしまう人もいるかもしれません。
でも、実が黄色く熟してしまう前に収穫をしましょう。
熟した状態で放っておくと、株全体を疲れさせてしまう原因になります。
長く収穫するには、なるべく株にストレスを与えないようにしましょう。