ニンジンは「発芽させるまでが難しい」と言われている野菜です。
でも、発芽しちゃえばけっこうすくすく育ってくれるので、
種まきのポイントを押さえておけば、比較的簡単に栽培できるので
家庭菜園でもおススメの野菜の一つだと思います^^
ニンジン保存もできますしね~。
ニンジンを発芽させるための3つのポイント

そこで、7月の終わり頃だったかな?に放送された
NHKの趣味の園芸『やさいの時間』で紹介されたニンジンの栽培方法から
発芽させるためのポイントをまとめておこうと思います。
先日うちの畑にもニンジンの種を撒いたので、
その時改めて体験したことなども含めてまとめたいと思います^^

ニンジンを発芽させるためのポイント1

●種まき時期に気をつける!

ニンジンの発芽適温は15~20度で、生育適温は18~21度です。
※これは品種や、種によって異なるので、種の袋に書かれている時期に種まきするのが一番だと思います!

比較的涼しい気候が栽培に適しているようですが、
苗の段階では高い温度でも耐えることができて、
しかも栽培期間がだいたい3~4ヶ月と長いので、
夏に種まきをして、秋から冬にかけて収穫するのが一般的になっています。

初心者におススメなのは
7月の初め、梅雨明け前の雨後を狙って種まきをする方法です。
早く蒔きすぎると、根が変形したり、病害虫にやられたりする確立が高くなったり、
少しずれて梅雨が完全に明けてしまってから種まきをすると
気温が高くなりすぎて乾燥をするので、水の管理が難しくなるからです。

ニンジンの種まきは7月が一般的なようですが、
7~8月の初、9月ごろ、さらに2月終わり~3月にも種まきができるようなので、
慣れてくれば、種の種類に合わせてうまく育てると、
年中にんじんを買わなくても良い生活ができそうですよね^^

ニンジンを発芽させるためのポイント2

●にんじんの発芽には光が必要!

ニンジンの種は“好光性種子(こうこうせいしゅし)”と言って、
光がないと発芽しないタイプの種になってます。
なので種を撒いた後に、土を厚くかけてしまうとニンジンは発芽しません!
ポイントは、種が見えなくなる程度に薄く覆土すること。

初心者の方は、”ふるい”を用意して、
種の上から土をふるいにかけながら覆うとやりやすいです^^
種を撒いたあとは、移植ごての裏面や手のひらなどで押さえて
圧着させておきましょう!

《種まきの手順》
1:深さ1cm弱の溝をつくって、少し多めに種を蒔きます。
  (発芽が難しいので種は多めに蒔いて後で間引く方法が良いようです)
ニンジンを発芽させるための3つのポイント

2:指でつまむように土を薄く寄せていきます。
 土がボコボコしている土壌の所あや、初心者の人は”ふるい”で土をかぶせるのがおススメです。
ニンジンを発芽させるための3つのポイント
 土をかぶせたら、手のひらや平らなもので軽く上から押さえておく。

ニンジンを発芽させるためのポイント3

●もみ殻をかぶせて水をかかさないようにする!

ニンジンはせり科でもともとは水辺の植物なんです。
なので、発芽するまではたっぷりの水を与えることが何よりも発芽させるためのポイントになります!
だから種まき時期も梅雨の終わり頃の水をたっぷり吸い込んだ土の頃に
蒔くのがおススメなんです^^
だけど、ニンジンは好光性種子だから土は薄くしかかけれず、
乾きやすい。。。

そこでおススメなのが、種を撒いて覆土した後、もみ殻をかぶせておくこと!
もみ殻だと光はそこそこ通してくれて、土の表面を乾きにくくしてくれます。
ニンジンを発芽させるための3つのポイント
私はちょうどもみ殻を切らしていたので、
また買うのもなんだし。。。と思い、残っていたもみ殻の”くん炭”で代用したんですが、
ダメでした。。。くん炭では土は乾いてしまってました^^;

そして、もみ殻を蒔いた後は、不織布などで覆うことも大切!
土が乾きにくくなることと、もみ殻が飛ばないので、不織布大切です。
ニンジンを発芽させるための3つのポイント

それでも暑くなると、土は乾いてしまうので、
できるなら1日に朝夕2回水やりするのが理想です。
1日に2回もムリかも。。。って人はせめてどちらか1日に1回の水やりをします。
雨が降った日はわざわざ水やりにいかなくてOKです。
とにかく発芽するまでは土が湿っている状態を保つこと!

ニンジンの発芽の私の体験談

《種まき1回目》
8月の初めに1回目のにんじんの種まきをしました。
今年は梅雨明けが早くて暑くなったのも早かったので、もうダメかな?と
思っていたのですが、8月に入って天候が悪い日が数日続き、気温も少し下がっていたので
蒔いてみよう!と思い、“金時にんじん”“5寸にんじん”の種を蒔きました。

種まき中にふと閃きました!
「雨が降ったり、水をやりをした時に少しでも水が溜まるように、
 太めの溝を掘って、少し凹んだ状態のところに種をまけば、土が乾きにくいのでは?」と。

で、実行したところ、
溝を深くしたところにも段差があって、より凹んでいるところに水が溜まるようになっていて、
そこにまいた種だけ、5日後に発芽してました^^;
※1回目のこの時はもみ殻がなかったので、もみ殻くん炭を被せ、上から不織布で覆ってました。

《種まき2回目》
2回目の種まきは、さらに溝を平行になるようにして種まきをしました。
ただ、私のミスで買ったばかりのニンジンの種を紛失。。。
去年の残りの種を多めに蒔きました。
心配だったのはこの頃天気が良い日が続いたのでほとんど雨が降りませんでした
なので、なるべく朝夕に水やりに行こうと頑張りましたが、
ほとんどが夕方に行けるかどうかの状態で、行けない日もありました・
※この時ももみ殻ではなく、もみ殻くん炭をを被せて、上から不織布をしてました。

1週間~10日過ぎてもほぼ発芽しませんでした^^;

《種まき3回目》
「やっぱり古い種はダメなのか?」と思い、新たに“金時にんじん”の種を購入して
種を蒔き直しました(3回目)
この時、古い種もどうせ捨てるならもう一度蒔いてみようと、かなり多めに蒔いておきました。
そして、くん炭では保水力が悪いと感じたのでもみ殻も用意して被せました。

後は水やりも最低でも1日に1回は水やりを徹底しました。
雨も集中豪雨が1日に1回あるような天候が続いていたこともあってか、
1週間後ほとんど発芽しました!
古い種にいたっては、多く蒔きすぎたので、間引きが大変そうなくらい発芽してました。。。

《まとめ!》
まずもみ殻はやっぱり土の乾燥をかなり防いでくれることがよく分かりました。
そして、やっぱり発芽までは土を乾かさないのが原則だってこと実感しました!
太陽がかんかんでりの8月の半ばでも、発芽の適温ではなくても、
水やりを徹底したり、
まとまった雨が1日に1回は降る天候ならしっかり発芽してくれることが分かりました。

ニンジンの発芽させるには土を乾かさないこと!

これがまず鉄則ですね。